台風が過ぎ、秋の空が戻ってきた。
街を走れば金木犀の香りとともに、
爽やかな風が吹き抜ける。

花屋の店先には、野菊やリンドウ、
コムラサキなどの秋の花が並び、
彩を添えている。少し郊外に出れば、アキノキリンソウなども見られる。

一般にムラサキシキブと呼ばれて
馴染んでいる、
小さな紫の実をつける花があるが、店先で売られている鉢植えの花は、
「コムラサキ」である。

本当のムラサキシキブは、
大木で庭木になる。
鉢植えの物は同じ科目の

コムラサキで、小木であるので鉢植えにされるそうだ。

何とも可憐で可愛い実をつけた
木である。
秋の花は、不思議と紫系の色が多い。
小菊類は、つぼみの頃は紫で、
開花すると白くなってしまう。

そろそろ大輪の菊が見ごろを迎える。

湯島天神・浅草寺などでは、
菊の展覧会も開催されて、
見事な大輪の花がずらっと並ぶ。

夏の暑さもやっと終わり、
体に疲れが出てくる時期である。
普段ゆっくり花を見る事の少ない、
忙しい現代人だが、
少し止まって見る気持ちも欲しい。

出回ってきたさつま芋を蒸かしてもいいが、
皮を剥いてレモンで薄甘く煮てみよう。
皮付きでもいいが、皮を剥くと
綺麗なレモン色の煮芋になる。

栗ご飯・さつま芋ご飯など、
子供たちが喜びそうであるが、
意外と栄養価が高い上、
食物繊維が豊富なので、
女性には有難い食材でもある。

大根も美味しくなってきた。
「おでん」もいいが、
鳥の手羽元と一緒に煮ると美味しい。

隠し味に酢を大匙２～３杯入れると
鶏肉が柔らかく煮える。

骨付きの鶏肉は、
みりん・醤油などと一緒に、
炭酸を入れると肉離れがよくなり、
食べやすくなる。
コーラなどの残りを使えば、砂糖は要らない。

女性用シェアハウスの住人さん、
ダイエットなど気にせず健康が一番
シッカリ食べて、冬の寒さに備えたい。
２０１３･１０･１８