女性専用シェアハウス
運営者のブログ集
2016年03月21日  
「 女性用シェアハウスの動向 」

女性用シェアハウスの生活レベルの低下について昨日触れましたが、
問題点を数日かけて分析して
みようと思います。

共同で使用する部分が多々ある
シェアハウスは、
「使ったら元に戻す」が基本です。

次の人の事を考え、
洗濯・炊事・お風呂等使用後は
きれいに整え、
速やかに明け渡す事がルールでありエチケットでもあります。

女性専用シェアハウスでは
普通なことと思われがちなのですが、
でも、
こんな簡単な事が出来ない人が増えてきたのです。

大切に育てて何もさせなかった
親が原因なのか、
全自動の洗濯機すら触った事がない人。

食器を洗うのが面倒で、
災害時のように皿にラップを敷きその上に料理を盛る。

食後はラップを剥がし捨て
、皿は洗わず元に戻す。
こんな発想をしてきます。

ここまで考えられるのだから、
脳は働いているのですが、
手や体は動かさない、
出来るだけ楽な方法を
選んでしまうのです。

オープンした8年前には、
皆で工夫していかに住みよいハウスにするか、
真剣に考えたものでした。

当時の入居者は、
海外に出て語学の習得・パティシェや料理の修業・低開発国への
ボランティア活動からの帰国者で
、驚くほど頭脳レベルの高い

女性達ばかり
。英語は当たり前、3~4ヶ国語を
駆使する努力の人もいました。

料理にしても慣れないながらも
少しのアドバイスで上達したものでした。

今では逆に、
楽に調理出来る方法や、
手間を掛けずに美味しく食べられる料理を教える日々に変わっています。

卒業生(私はこう呼んでいます)たちは、
結婚して母になったり、
第一線で活躍していますし、
80%ほどの人とは今も交流があります。

ではどの辺りから変化したのかですが、
これは紛れも無く「ゆとり教育」の
産物であると思います。

守られる教育を受けてきた、
この世代は恥じらいも無く「出来ない」

「やれない」を口にします。
「やってみます」「やらせて下さい」ではないのです。

この世代は「支持待ち世代」と
いわれ、
指示がないと動かない。

指示した事しかやらないと言われているようです。
やってもらう事に慣れすぎ、
自分で考えて
行動出来なくなっているのかもしれません。
2013.6.23

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