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2015年7月3日  

「 人間の未熟度 」

STAP細胞の論文不正問題で、
研究者の未熟度が話題となったが、

この問題に限らず人間の未熟さが様々な問題を起こしている。

科学者ばかりでなく、政治家や果ては親に至るまで、
未熟ゆえの愚かな失敗が多く発生している。

最近仕事をしていて感じる事は、親の未熟さである。

我が子を大切にするのは、当たり前の事であるが、
それゆえなのか大切な人としての常識を教え忘れているのだ。

最小限のマナーが身についていない。注意しても響かないし直らない。

「私の自由だ」で済ませてしまうのだ。

「ゆとり世代」ばかりではなく、全ての年代に当てはまる。

人間として、相手を思いやる気持ちが少ないのだ。

大正生まれの親は、
口うるさく「人さまに対する気持ちの配慮」を、朝に夕に折に触れ教えてきていた。

当時は耳にタコと聞き流していたが、今思えばその位小まめに教え・諭していかなければ身に付かない気持ちなのかもしれないと思う。

ささやかな配慮こそが、人としての暖かさであり、また日本人が持っている繊細さに繋がっているのではないかと感じている。

現代は自由過ぎてそれを忘れている。

若い世代でも、細やかな気持ちを持っている人は沢山いる。

実はそうした人が、やはり人として尊重され愛されていて、結婚率が高いのだ。

職場で仕事は出来て当たり前である。
それにより収入を得るのであるから、スキルが上がれば価値は上がる。

しかし、それで人間性が上がるかといえば決してそうではない。

つまらない日常の中での、ほんの少しの思いやりや心遣いが、その人の人間性をアップさせる。

それに気付いた人と、気付かなくても自然に振舞える人の「人としてのランク」が上がるのではないだろうか。

少しでも人として、温かみと思いやりを持つように努力をしてゆきたい。

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