女性専用シェアハウス
運営者のブログ集
   2015年8月22日

「バリアフリーの整備は?」

オリンピックの東京招致は、一緒にパラリンピックも開催される事となる。

晴れやかな話ばかり表に出るが、これからが道路整備の正念場である。

ここ2~3年、年老いた母の車椅子を押しながら思う事は、日本のバリアフリー整備の未熟さである。

人が押す車椅子だけでなく、自立している電動車椅子もしかり、ベビーカーも同じバリアフリーを必要とする。

歩道を押して行くと、一見フリーになっているように見えても、タイヤが引っかかる位の段差が存在する。

1~1.5cm程の段がある。

子供をベビーカーに乗せていた時代にも感じたが、子育て世代にはまだパワーがあるので、それ程強く感じずに過ごしてきたと思う。

しかし介護をする年代になり、車椅子も重いので、段差は余計気になる。

乗っている方にも、負担はくる。腰に響くそうだ。

何故僅かな段差が取れないのか。それには日本の地盤の状態と雨に問題があるらしい。

住宅地の中に水が入らない工夫が施してあるのだ。

僅かな差でも、多少の雨量の時は水が入り込むのを防げる。

段差が無いと、水は雨のたび道路から入ってしまう。

まずは排水施設の整備なのかも知れないが、段差は多いのが現状である。

自転車で走っていても感じる段差は、車椅子にはきつい。

障害者に優しい街を目指している様に、言葉では表現してきたが、現実はまだまだ優しくはなっていない。

海外の道路に比べたら、日本の道路は障害者にとって、住みにくい・使いにくい道路である。

是非、本当のバリアフリーにして頂きたい。

高速道路・一般道路の整備ももちろん必要であるが、老齢人口が増えてくる日本の「道」はそれだけではない。

小さいカートを押してゆっくり歩く老人が、安心して歩ける道を作って欲しいものである。

2013・9・10

トップページに戻る

ブログアーカイブに戻る